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【トロントの住宅事情】ファミリーにおすすめの住宅<コンドミニアム>

こんにちは、Yukaです。本日もお越しくださりありがとうございます。

今回のテーマは、「トロントの住宅事情・こんな所に住んでます」というテーマでお送ります。

トロントには一軒家やコンドミニアムの他にも様々な種類の住宅がありますが、今回は私の経験を元にコンドミニアムについてご紹介しようと思います。

コンドミニアムって?

日本では5階以上の建物をマンションと呼びますが、こちらはマンションとは言わずコンドミニアムと言います。とは言っても、5階以上の建物が全てコンドという訳ではなく、大きく分けてアパートとコンドミニアムの2種類があります。

色々と違いはありますが、個人的に大きな違いだなと思うのは

アパート⇨洗濯・乾燥機が共有

コンドミニアム⇨各部屋に配置

家族で住むにはすごく重要じゃないでしょうか。

子供がいると洗濯の回数も最低1日1回ですし、下手すると1日に3回くらい回すこともあります。

それに、カナダでは外に洗濯物を干さず乾燥機を使うので、洗濯だけで大分時間を拘束されますよね。

他にも、アパートとコンドミニアムの違いは建物の古さだったり、セキュリティや設備だったりと違いはありますが、私個人の最重要項目は「洗濯機が部屋にある」ということでした。

洗濯機だけでなく、ほとんどのコンドミニアムには洗濯機・乾燥機・冷蔵庫・電子レンジ・コンロ・オーブンは初めから付いています。

備え付けの冷蔵庫。家族4人で使うには小さいので飲み物用の小型冷蔵庫を追加で買いました。
一番上の白い長方形の物が電子レンジ。まるでIHの様でIHではない電気式のコンロ。コンロの下が大きなオーブン。
上が乾燥機。下が洗濯機。乾燥機は1時間半くらいで完全に乾きますが、その分痛みやすいので、ニットなどのデリケートなものは干しています。

 

電化製品で買うものはテレビや掃除機などの細々とした物くらいです。とてもありがたいですよね。 初めのうちは「人が使ったものか・・・」と抵抗感がありましたが、使ってるうちに全然気にならなくなりました笑

セキュリティについてですが、基本的には住民しかコンドミニアム内に入ることはできません。

センサー付きの鍵を使ってエントランスや自分のフロアに出入りをします。また、住民は自分のフロアと共有スペース以外の他のフロアに行くことはできません。

例えば、10階の住人が9階のフロアに行こうとしても、エレベーターのボタンが反応しないので9階に行く事はできない様になっています。 セキュリティの面では安心です。

コンドミニアムはコンシェルジュと呼ばれる人がフロントに24時間駐在しています。 コンシェルジュが代わりに荷物を受け取ってくれたり、建物内のサポート業務をしてくれています。

また、ジムやプールが付いていて予約をすれば無料で利用することができます。

家族やカップルで比較的長期間住むのであればコンドミニアムは適していると思います。

コンドミニアムを探すなら?

コンドミニアムは分譲も多いですが、同じくらい賃貸の物件も多いです。 私たちはCondos.caStrataで物件を探しました。どちらも見やすいサイトでおすすめです。

私たちの体験談ですが、もし賃貸物件を探しているならオーナーとの相性は大事だと思います。

こればっかりは入居してみないとわからないのですが、意外と重要なんです。

入居した時点で電化製品がある程度揃っていることは前述した通りですが、この電化製品がまぁよく壊れます笑

うちでは突然コンロが付かなくなったり、電子レンジが動かなくなったりしました。 冷蔵庫や洗濯機から水漏れした、という話はよく聞きます。

ということで、こういったトラブルが起きるとすぐにオーナーに連絡して修理業者の手配をお願いするわけですが、すぐに対応してくれるオーナーなら良いのですが、何かと注文が多いオーナーも居たりします。 例えば「修理費の$100までは住人が負担してそれ以上はオーナー負担」という契約をしていたとしても、全額請求するオーナーも居たりするので、賃貸契約書は必ず把握しておいた方がいいです。

もちろん、とっても優しくて柔軟に対応してくれるオーナーも居ます。

また、コンドミニアムにはシェアハウスとして物件を貸し出している部屋もあります。 カナダの日系コミュニティの代表でもあるe-Mapleや、現地の人も利用するコミュニティサイトのKijijiCraigslistも情報が豊富です。

ただし、こういった個人でやり取りをするサイトの場合、極端に安い物件もあったりします。あくまでも個人間のやりとりになるのでくれぐれもトラブルには注意をしましょう、

広さや相場はどのくらい? LDKやDKは通じない!?

日本では、間取りのことを1LDKや2DKなどと表しますよね。 カナダでは、通じないんです。

1LDK=1BD(ワンベッドルーム) 2LDK=2BD(ツーベッドルーム) そのほかに、コンドミニアムではDEN(デン)という間取りもあります。

DENとは小さくて窓や扉の無い部屋の事をさします。用途としては書斎などに使われる様ですが、ベッドを一つ置いただけでめいいっぱいになるところもあるようです。

広さは、日本では「〇〇平米」や「〇〇畳」と表しますが、こちらはsqft(スクエアフィート)で表記されます。100sqftあたり約9.3㎡です。

おおよそですが 1BDで450〜700 sqft $1700〜2200くらい、 2BDで$2300〜3000 くらいするところもあります。

ただ、時期や場所にもよるので一概にこのくらいとは言い難いのですが、ご参考までに。

最近のトロントは不動産価格が上昇していると聞きます。 実際に、コロナ禍で一旦不動産価格が下がって、賃貸の物件も多く出たときには値段が下がっていましたが、今はまた上昇している様です。

コンドミニアム、ここが良い!

比較的古い物件も多いですが、それでもキレイなところが多いです。

セキュリティや設備が整っているので、安心して生活できます。 また、ジムやプールの他に、BBQピットなどのパブリックな施設もあるので夏はコンドミニアムからバーベキューのいい香りがしてきます。

コンドミニアムに限らずですが、カナダは冬がとても厳しいので、建物内はセントラルヒーティングです。

年間通して20℃前後に保たれているので快適です。

余談ですが、

私の宮﨑の実家は、冬のリビングはぽっかぽかに暖かいのですが、ドアを開けて廊下に出た途端一気に身震いする寒さです笑 

自称南国の宮﨑だって冬は寒い!家にいてもモッコモコで過ごしていました。

話は戻って。

コンドミニアムでは荷物の受け渡しも不便無くできますし、そういった面でもとても快適に過ごせます。

ファミリーで住んでいるお宅も多いので、同じ学校に通う子供たちが結構住んでいて、同じコンドミニアム内で仲良くなることもあります。

冬場は雪かきなどの作業をしなくても良いのでありがたいです。

コンドミニアム、ここはちょっと・・・

いいところだらけじゃないか!と思った方へ。

一つだけ、いや二つだけ、”ここはちょっと勘弁して”という事をお伝えします。

とにかく、家の中の火災報知器がすぐ鳴ります。

家の中に付いている煙探知機のバッテリーが弱まってこようもんなら、 180度に熱したオーブンの扉を開けて5秒も立たないうちに、 ”ピーッピーッ!ピーッピーッ!”とけたたましく鳴り出します。

初めて鳴った時は生きた心地がしませんでした。

カナディアンの友人にこの話をしたところ、 「鳴り出したらすぐに、クッションとかで煙探知機のところを仰ぐのがカナディアンスタイルだよ」

ドヤっ!

とアドバイスされましたので、我が家でも実践しております。

日本人だけど煙探知機対策はカナディアン並みに素早いと自負しております。

 

もう一つは、しょっちゅう全館の火災報知器が鳴ります。
また火災報知器かよ、と思われたかもしれませんが、違います、 今度のはコンドミニアム全館のアラームです。

本当によく鳴るんです。

夜中でも朝方でも関係なく、天井に取り付けられたスピーカーから

「アテンションプリーズ、アテンションプリーズ・・・・こちらコンシェルジュですけど、火災報知機鳴ったんで確認するから待ってて。」

というアナウンスが流れます。

その間ずーっと規則的なアラーム音が爆音で鳴り続けます。
数分後には大きなサイレンを響かせながら消防車が到着。

次のアナウンスが流れるまでの約10〜15分間、ずっと爆音のアラームを聞き続けます。地獄。。

誤報率高めなんです。

まだ1年くらいしかトロントに住んでないのに、消防車がやってきたのは10回以上。

ほぼ誤報。

でもタバコの火の消し忘れで煙がでてた、みたいなこともありました。 大事になっていないということは良いことなんですが、あまりにも鳴りすぎるので緊張感も薄れてしまいます。

しょっちゅう避難訓練してる感じ;;

初めのうちは半泣きで貴重品や子供たちの物などをまとめたり、一酸化炭素中毒にならないようにタオルを人数分用意したりなど、慌てて避難準備をしていましたが、 今では、慣れすぎてしまって淡々と一応貴重品だけ集めてます。

いいのか悪いのか。

これは勘弁して欲しいですね。

消防車だって無駄に出動しなくて済むだろうに、とか考えてしまいます。

室内の火災報知機といい、全館の火災報知機といい、何百世帯も住んでるんだからもう少し煙探知機とかその辺りの精度を上げて欲しいなと切に願うのでした。  

 

 

それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。 少しでも参考になれば嬉しいです! では。

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